人と馬の関係はそれはそれは古い歴史があります。
はるか昔 約6000年前に
それまで野生だった馬の家畜化が始まったと言われています。
この頃の日本は縄文時代です。
卑弥呼でお馴染みの魏志倭人伝には『その地には馬・牛・虎・豹・羊・鵲はいなかった』と書かれています。
馬は古墳時代に朝鮮半島から運ばれてきたというのが定説です。
それからずっと人と馬は共に生きてきました。
移動の手段、物を運ぶ、荒れ地の開拓、農地を耕すなど
馬は人類の文明の発展に大きく貢献してきたんです。
正式なルールの無い競馬はそのころから行われていました。
古代ローマ帝国では戦車を引いた馬の競争が行われていた様ですし、
ユーラシア内陸部の遊牧民族も馬を競わせていたようです。
日本の平安時代の書にも競馬(くらべうま)という表記がありました。
一番古いものは紀元前12世紀のギリシャ競馬とされています。
今の競馬の様に「公正なルール」「整備された」コースで行われる競馬を『近代競馬』といいます。
その発祥はイギリスと言われています。
1539年にイギリスで建設された「チェスター競馬場」が近代競馬発祥の地
そのころは貴族たちが自分の馬を競い合わせて楽しむ、貴族の遊びだったんですね。
16世紀にイングランド
その後
17世紀にはフランス・アイルランドその他ヨーロッパの植民地だった国を中心にアメリカ・アジア・アフリカ・オセアニア
19世紀にはドイツ・イタリア
などの地域で近代競馬がおこなわれる様になりました。
日本で初めての西洋式の開催は1860年に横浜で行われたとされています。
日本に居留していた外国人による開催でした。
そして1866年には横浜・根岸に初めて本格的な競馬場が作られました。
17世紀後半から18世紀のイギリスで
ハンター・アラブ種・バルブ馬・トルコ馬を掛け合わせて
品種改良が行われ、サラブレッドが誕生しました。
サラブレッドの血統は1791年に『ジェネラル・スタッド・ブック(サラブレッドの血統書)』が刊行されてから現在まで管理されています。
まとめ
出来るだけ簡単に書こうと思ったけど思ったより難しくなっちゃったかな。
次こそはもっとわかりやすくしようと思います。